腐食センタ−の紹介

腐食センタ−設立趣旨

設立趣旨
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腐食防食専門士
腐食センタ−設立趣旨

 金属の腐食を防ぐためにどの位の費用が使われているかという腐食損失調査が1974-1977年に腐食損失調査委員会(委員長 岡本 剛 北大名誉教授)で行われました.世界各国でも詳細に調査されてきましたが,各国ともGNPの2-4%の巨額な損失が確認されています.

 この腐食の対策を効率よく行うために,英国ではマンチェスタ−工科大学の中に腐食センタ−を設立して成果を挙げています.

 我が国では上の腐食損失委員会のまとめの中で,また科学技術庁資源調査所の科技庁資料第136号の中でも,腐食防食センタ−の設置が強く要望されています.その求められる機能は,(1)技術指導,(2)デ−タベ−スの合理的活用,(3)各種防食技術等の基準化,(4)防食技術に対する適正投資の指導,(5)腐食科学の5項目です.

 このような背景に基づいて,その第一歩として,腐食防食技術に関する相談・指導を中心にした腐食センタ−が(社)腐食防食協会の中に, 1993年1月に設置されました.