MP研究会/例会2007_01

研究会活動

材料のパフォ−マンス研究会
2007年第1回例会

2007年第1回研究会例会

日時: 2007年1月12日(金)14:00-17:00
場所: 
早稲田大学大久保キャンパス・62号館W大会議室
     「高田馬場」下車徒歩12分


講演タイトルと講演者
「環境モニタリングと耐食性診断」
  芝浦工業大学      野田 和彦

「最近の石油化学工場での損傷事例」
  出光興産(株)     木本 浩規

「13Crステンレス鋼の腐食すきま再不動態化臨界塩化物イオン濃度測定」
  福井県工業技術センター 中津 美智代

「ワグナー長さ」
  東京大学名誉教授   辻川 茂男

  

研究会終了後,技術交流会(17:00〜19:00)を計画しています.参加費3,000円,事前にお申し込み下さい.なお,領収書が必要な方は,出欠通知の際にお申し出下さい.

[出欠通知]

次の事項を1月10日までに,emailで事務局
(jim@corrosion-center.jp)宛てにご連絡ください.

  1. 委員氏名
  2. 研究会(出席・欠席)
  3. 交流会(出席・欠席)
  4. 領収書(要・不要)

Abstract

[A]    環境モニタリングと耐食性診断

                              芝浦工業大学       野田 和彦

 材料の多くが大気環境で利用されることから、材料の耐食性評価において耐大気腐食性の検討が必要である。材料の大気腐食性診断において、実用環境の把握を含め環境および腐食モニタリングは重要な課題であり、多くの試みがなされている。そこで、ここでは鉄鋼材料の大気腐食性評価を検討するための環境モニタリングに関する技術のいくつかを紹介し、材料の耐食性診断の一端としての大気腐食性評価法について議論する。

[B-1]   最近の石油化学工場での損傷事例 

                        出光興産(株)     木本 浩規 

 石油化学工場で起きた最近の損傷について実例をもとに説明をします。

[B-2]   13Crステンレス鋼の腐食すきま再不動態化臨界塩化物イオン濃度測定

                                                    福井県工業技術センター  中津 美智代

 
織機部品ヘルド(13Cr鋼)に発生するすきま腐食について、水道水中の塩化物イオン濃度の影響を調査するために、腐食すきま再不動態化臨界塩化物イオン濃度(Cr.crev)測定を行った。定電流保持で成長性のすきま腐食を発生させた後に試験溶液の塩化物イオン濃度を希釈し、試験片の電流上昇傾向を確認した。測定で得られたCr.crevEr.crevを比較した。

[C-1]   「ワグナー長さ」

                           
東京大学名誉教授       辻川 茂男

 「腐食センターニュース」No.036異種金属接触腐食におけるWagner長さ, No.038自然ピット径 Wagner 長さを超えない?, No.040異種金属接触腐食における面積比の影響」の解説.125() 158回腐食防食シンポジウム「主題:マクロセル腐食の整理と問題」において同内容の講演がなされます.

以上